正社員、契約社員、派遣社員、嘱託社員など雇用形態はさまざまあります。
それぞれの違いとは何でしょうか?
今回は正社員と派遣社員の仕事内容や法律上の違い、給料、待遇などメリット・デメリットを比較してみます。
正社員とは?
正社員は、一般的に契約期間の定めのない無期雇用の働き方です。
本人が辞めると言わないかぎり、基本的には定年までその会社に勤め続けることができます。
また、定年が60歳の会社でも、原則65歳までは継続して働けます。
これは、高年齢者雇用安定法という法律で65歳までの雇用を会社に義務付けているからです。
ただし、犯罪行為を行った場合など、会社の就業規則の懲戒規定に違反した場合は、懲戒解雇や普通解雇される場合もあります。
また、正社員は、大きな裁量を持って仕事をすることができます。
組織の一員として責任ある仕事をたくさん経験し、スキルアップ、キャリアアップをしていくことが可能です。
派遣社員は基本的に配置転換が難しいですが、正社員の場合は職種や部署が変わることで、新しい業務などさまざまな経験を積むことができます。
派遣社員とは?
派遣社員とは、派遣会社と雇用契約を結ぶ有期雇用の働き方です。
雇用期間は、派遣会社・個人・派遣先企業それぞれの都合や事情によって柔軟に決めることができます。
1か月~3かカ月と短期間のことが多く、最も多いのは3か月契約でしょうか。
半年以上の長期に及ぶことは、意外と少ないようです。労働者側が短期の就業を希望するというケースも増えています。
派遣先との契約期間が終了した場合も、派遣先が次の就業先を可能なかぎり探してくれるので、安心して働くことができます。
また、派遣社員は、派遣会社や派遣先企業との契約で、仕事の内容や範囲が明確に決まっていますので、条件の違う仕事をすることは基本的にはありません。